周辺観光のご案内

棒道とは?

棒道北杜市には武田信玄が信州(長野県)を攻めるための軍用道路として使ったと伝承されている道があります。ほぼ直線であったことから、棒道と呼ばれてきました。
 「上の棒道」「中の棒道」「下の棒道」という3本があったと言われ、そのうち「上の棒道」の小荒間(こあらま)には番所も建てられていました。ここでは、近くの農民が交代で、敵から身を守るために見張りをしていた、と伝えられています。
また、棒道のあちらこちらには、今でもたくさんの石仏が残っています。
ただ、この棒道の使用目的が軍用だったため、平和な世の中では一般の人々に必要のない道はしだいに使われなくなってゆきました。  
  さらに、棒道の近くには古戦場の跡もあります。ここは、今から450年程前に、武田信玄が戦ったところといわれ、信玄が座ったとされる石や遠くを見るために使ったとされる石が残っています。

 

行程

棒道行程棒道行程








棒道の一部は現在、自然散策路として整備されており、小海線甲斐小泉駅と小淵沢駅間を歩く全長8キロほどのハイキングコースとして親しまれています。お車ご利用の方は、小海線甲斐小泉駅駐車場、市営駐車場、あるいは三分一湧水館駐車場に車を停め小淵沢駅まで歩き、列車で甲斐小泉駅へ戻るとよいでしょう。

ハンドブック甲斐小泉駅から自然散策路入り口までの地図が掲載された小冊子をご用意しています。棒道ほか、北杜市の歴史や自然に親しむハンドブックをロビーでご覧いただけます。
1冊270円で販売も致しておりますので、ご希望の方は事前にご連絡ください。

コース詳細は、北杜市観光協会小淵沢支部ホームページでもご確認いただけます。
http://www.kobuchisawa.com/walk/singen-2.html

 

小荒間番所跡

小荒間番所跡甲府・韮崎からの逸見路を経て信州大門峠へ通じる上の棒道(武田信玄の軍用道路)に備えた番所で、天文年間(1532~1555)に設置されたものです。
 近世後期には小荒間・白井沢(長坂町)・松向(小淵沢町)の3村が衛士の役に当たったと伝えられています。  武田信玄は信州計略に着手するや道路政策の必要から甲府と北信とを結ぶ最短コ-スとして、上・中・下の3本の棒道を使用しました。
 佐久往還より七里岩上の穴山・若神子新町・富岡・渋沢・大八田・白井沢、また、若神子から小池・五町田・日丁を経て、小荒間番所から八ヶ岳の西麓を通り、柏原・大門峠に至るほとんど直線に近い道を軍用道路として使用しました。

 

小荒間古戦場跡

小荒間古戦場跡小荒間地区は、八ヶ岳南麓の標高約1100メ-トルに位置します。  『小さな開拓地』という地名の語源が意味する通り、村人達は、畑作や山仕事に励みながら、のどかに暮らしていました。
 ところが、天文9年(1540年)2月18日のこと、信濃の村上義清方の侍大将衆、清野・高梨・井上・隅田の4将が総勢3500余りの兵を率いて小荒間に押し寄せ、近郷を焼き払いました。
 武田信玄は、多田三八の勧めで即時出陣。小荒間古戦場跡は信玄が旗本を率いて夜合戦し、勝利を得た場所だと伝えられています。
 これは、『甲陽軍艦』の説によるもので、忠実は明らかではないが、信玄が本陣を敷きました。『中屋敷』をはじめ、御座石、遠見石、刀架石、馬跡石、鞍掛石など、合戦ゆかりの遺跡も残されています。 また、西方には『耳塚』と呼ばれる二つの塚があり、一帯から鏃(やじり)、仏像、兜の鉢などが発掘されたと伝えられています。
 信玄が使った軍用道路として知られる棒道は、古戦場跡の南東から北西へと伸びています。  ちなみに、現在の小荒間地区は小海線が東西を貫通しています。
 名水百選のひとつである三分一湧水や甲斐小泉駅などもあり、爽やかな高原の観光地として人々に親しまれています。

 

棒道沿いの観音さま一覧

番 号観音像名造立年施主

西国1番

如意輪観音坐像1849年平井文四郎

   2番

十一面観音立像1848年12月平井辰三郎

   5番

千手観音坐像小宮山滝右衛門 

   8番

十一面観音立像1849年

  11番

馬頭観音坐像保坂文左衛門

  12番

千手観音立像小宮山茂兵衛

  13番

如意輪観音坐像

  14番

如意輪観音坐像小宮山滝右衛門

  15番

十一面観音立像坂本弥与吉

  16番

千手観音立像小池忠右衛門

  17番

十一面観音立像小宮山滝右衛門

  18番

如意輪観音坐像瀬戸伊兵衛

  19番

千手観音立像坂本安平

  20番

千手観音立像1848年12月大柴銀衛門

  21番

聖観音像

  22番

十一面観音立像瀬戸弥市右衛門

  23番

千手観音立像大柴多之助

  24番

千手観音立像坂本周蔵

  25番

千手観音立像小宮山滝右衛門

  27番

如意輪観音坐像小林政之ジョウ

  28番

聖観音立像坂本伊兵衛

  29番

馬頭観音坐像 小宮山滝右衛門

  30番

千手観音立像小宮山権衛門

  31番

聖観音坐像小林忠兵衛

  32番

千手観音立像清水清吉
清水権大右衛門

  33番

十一面観音立像

坂東1番

十一面観音立像1848年10月市川栄蔵

   2番

十一面観音立像1848年12月小林甚右衛門
坂本藤右衛門

   3番

千手観音立像藤森元右衛門

   4番

十一面観音立像坂本瀬十良

   5番

十一面観音立像小宮山滝右衛門

   6番

聖観音立像

   7番

聖観世音文字塔1849年瀬戸由太良

   9番

千手観音坐像(白井沢村中)

  10番

千手観音坐像坂本太良兵衛
小林治郎兵衛
坂本治右衛門

  11番

千手観音立像1849年(白井沢邑村)

  16番

千手観音坐像
 

棒道の観音さまの種類

観音像名 特   徴

聖観音(しょうかんのん)

頭に冠をかぶり、天衣という衣もかけて、蓮華の花のつぼみを持っている。

千手観音(せんじゅかんのん)

中央に2つ、左右に20ずつの手がある。

十一面観音(じゅういちめんかんのん)

頭上に11の顔を持つ。

如意輪観音(にょいりんかんのん)

手が6つ。右手でほお杖をつき、思索している。

馬頭観音(ばとうかんのん)

頭の上に馬をのせている。